追記:
エーデルシュタインの耐光性について
A6のメモ用紙に書いて丸一日放置したものを水道水に浸して6時間ほど放置。耐水性を求めるならどのインクがふさわしいのか確かめた。今回は万年筆用のインクとボールペンのインクそれぞれ用意した。順番がごちゃごちゃなのは勘弁な!
左の耐水チェックと書いてあるほうが水道水に浸した紙。右の耐光チェックと書いてあるのは何もしていない方。今度耐光性を調べる際に使用します。
pelikanのエーデルシュタインがほとんど流れていますが、その下にある染料インクplatinum blackは特殊樹脂配合を謳っているだけあって残っています。
面白いのがパイロットの色彩雫シリーズの稲穂。黄土色が流れて筆跡が青く残っています。
油性はjetstreamとTapliclip。jetstreamは滲んで紙が汚れてしまった。水に浸した直後はなんともなかったが、3時間ほどすると滲み始めてしまった。水に浸したあとは若干裏抜けしているので日常生活で使用する分には問題ないが、長期保存目的で使用するのはやめた方がいい。
水性ゲルインクはサラサクリップ、signoとenergel。energelはかなり色が落ちてしまった。こちらも時間をかけての色落ちだったので普段使いには問題ない。紙を汚さない点でjetstreamよりマシ。サラサは無印とclipで違うらしいと聞いたことがある。少なくともCLIPは問題なさそう。
ブルーブラック3種は水に浸した直後青がすべて抜けて黒い線だけ残った。6時間後もそれ以上色が落ちることもなかった。落ちた青が周りの紙を汚すこともない。
万年筆用のインクでもプラチナのカーボンブラックは顔料なので一切色落ちしなかった。サクラのmicroperm(油性染料)も色落ちなし。
まとめると、
- 万年筆インク:プラチナカーボンブラック>古典3種>プラチナblack>パイロット色彩雫2種>pelikan エーデルシュタイン
- ボールペン:signo=サラサclip=Tapliclip>energel>jetstream
- その他:microperm>プラマン
ほとんどのインクは読めなくなるほど色が落ちることはないので、普段ものを書くときには耐水性は気にする必要はない。耐水性の高いペンあるいはインクを一つでも持っておくと便利。